TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

寝ても覚めても

先週、レンタル店で借りて観た映画1枚目は『寝ても覚めても』でした。柴﨑友香さん原作の映画化作品。原作は読んでいませんでした。主人公の朝子は、朝子の前から突然消えてしまった恋人麦という男性と生き写しの亮平と出会い、結婚を誓いあうようになります。そんな朝子の前に突然現れた昔の恋人麦を朝子は追って行く・・・・?というストーリー。亮平の立場からするととんでもないことを朝子はしてまうという展開でした。麦と亮平は東出昌大さんが演じておられて、同じ俳優さんが演じておられたのに、全く違う人に見えていたのも俳優さんの演技力なのでしょう。朝子が取った行動は亮平に取ったら立ち上がれないくらいに傷つけられたというひどい行いでした。もし、自分が亮平の立場になったら、相手とは二度と会いたくないのだろうと思いました。朝子の立場なら、ずっと連絡をもくれなかった昔の恋人を追うことはしないだろうとも思いました。両者に取ってもたとえ最終的には許すことができたとしても、許す以前の気持ちや心象は決して一生忘れることができないということや、決して後戻りできない行いであったという事実は一生残ってしまうのだと思いました。本当に大切な人と本当に信頼している人を傷つけることは人としては好ましいことではないのですが、朝子の麦を恋する気持ちから想像するとこのような行いが衝動的であってもたとえ良くないことと知っていてもどうしようもない恋心がどんな人にもあるということをこの映画では際立って描いていたように思いました。人を傷つける行いは知らない間に少しずつしている場合もあるかと思いますが、こういう傷つけ方は、修正不可能に近い傷つけ方のひとつに入るのだろうなあと思いました。理性と感情の境目が世の中のいろいろなカップルに取って、繋がりと別れの瀬戸際でもあるということなんだろうなあと思いながらこの映画を観賞しました。