TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

伏してぞ止まん

伏してぞ止まん 山口秀範 文 高木書房
東武鉄道東上線ときわ台駅で踏み切りに入った女性を助けようとして、
急行列車と衝突し、亡くなられた宮本警部の実話の絵本。
伏してぞ止まんというタイトルは宮本警部のお父さんの口癖であり、
宮本警部の生き方そのものを表した言葉だった。
精一杯努力した上で、もう一歩踏み出し、
うつ伏せに倒れるまで止めるなという教えだとこの絵本の中に書かれていた。
いつも人に優しく誠実に、いざとなったときに本当に勇気を出せる至高の精神を
持ち続けることは簡単ではないことだ。
それを身をもって人々に実践していた宮本警部の尊い心は
このような絵本になってこの世に残され人々の心に残された。
ちょっと前にドラマでやっていたのも見たが、
絵本はドラマとはまた違った何かを訴えていた。
最後のところで
「ぼくをこの世に送り出し、育み・支えてくれた自然やすべての人に、
心からありがとう」と書かれていた。
それは、本当に宮本警部ご本人の言葉であるようにいつまでも心に残る言葉だ。